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それぞれの家庭には「カラー」というものがあります。食卓の雰囲気や機能性に求めるも
のなど、十人十色です。
毎日囲む食卓には、機能性やメンテナンスお洗濯の機能性の高いものを選びたいという人
もいるでしょうし、自宅のインテリアに合わせて飾りたいといったデザイン性を重視する
方もいるでしょう。
自宅は、自分や家族の好きなもので囲むのが一番よいはず。だから、素材や色など、気に
入ったものを自由に飾りたいものです。四季や気分にあわせて使えるように、テーブルク
ロスのバリエーションをひとつずつ増やし手いくのも楽しいですよね。
なお、あえて"使いやすい"という視点でお勧めするのであれば、シミ汚れのつきにくい
「撥水加工」がされていると、お手入れが簡単にできてよいかもしれません。
ホテルやレストランでの業務用に用いられるテーブルクロスには、合成繊維である「ポリ
エステル」素材の指名率が高いようです。機能や特徴のアベレージが高いわりに、比較的
価格帯が低めといったところも、選ばれている理由のひとつかと思われます。
なお、ポリエステル素材の特徴としては、クロスに求められる適度な張りとコシ。アイロ
ンがほとんど不要で、シワになりにくいといったものがあります。やはり、業務用として
使うのならば、こういったメンテナンスの手軽さは重視するポイントですからね。
また機能の面のみならず、テーブルや空間を演出するといった長所もあり、天然素材に近
い風合いを持っているので、"おもてなし"という意味でも使いやすい素材なのでしょうね。
テーブルクロスが使われはじめたのはヨーロッパが最初だとされています(8世紀頃)。
フォークが使われる以前は手づかみで食べていたとあり、パンなども直接テーブルクロス
の上に置いていたようです。お料理を食べた手をテーブルクロスでぬぐうといった用途や、
食べ物を直に奥といったお皿的な役割が、当初のテーブルクロスにはあったのではないで
しょうか。
だからでしょうか、テーブルクロスで正式とされているは純白。13世紀にもなると、ヨ
ーロッパでは純白(ダマスク織・家紋入りなど)のテーブルクロスを貴族の特権とし、法律
にも定められていたようです。
現在ではすっかりポピュラーなアイテムとなった「テーブルクロス」ですが、当時、高級
なものとされ、結婚式などには欠かせなかったもの。現在、テーブルを上品に演出できる
といったイメージがあるのは、そういった歴史の源が感じさせるものなのでしょうかね。
素材によって、テーブルクロスのもつ特性は変わってきます。それぞれの優れているとこ
ろは
「麻」...吸水性 ※使い込むほどやわらかくなる
「綿」...吸水性・吸湿性 ※染色性もよく、発色も美しい。
「レーヨン」(化学繊維は)...吸水性・吸湿性 ※色も鮮やか。
「ポリエステル」(合成繊維)...シワになりにくい・熱に強い
※天然繊維に近い風合い
また、「加工」によっても特色は違ってきます。
例えば「ビニール加工」。これは、お料理をこぼしたり、スープがはねたりする食卓には
とても便利なものです。汚れが染み込まないうちにすぐに拭き取ればいいので、小さな子
どもの着く食卓には向いているかもしれません。
ポリエステル素材の「撥水加工」は、クロスそのものの汚れに対する心配や、お洗濯など
の機能面で選びやすいかもしれません。逆に「落汚加工」(撥水加工無)は、ドリンクを
こぼしたとしてもクロス自体に染み込みやすい。
一見、「落汚加工」は選びにくいと思いがちでしょうが、クロスに染み込むということは、
人の洋服などに被害がかかりにくいと考えられます。前者は「普段づかい」に、後者は
「おもてなし向け」といったように、使う人の考え方で選び方を変える方法もありますよね。
テーブルクロスにはハギ目(縫い合わせ)のないタイプや、ハギ目が横に入るタイプ、縦
にハギ目のあるタイプがあります。またテーブルにすっぽり被せることのできる「ボック
スタイプ」などもあります。
「ハギ目無しタイプ」は、テーブルと生地のサイズを合わせ、継ぎハギができないように
1枚仕で上げます。
「横ハギ目のタイプ」は、裏側にだけハギ目を入れたりすることが多いようです。用途や
生地の種類によっては、2箇所に継ハギを入れることも。
「縦ハギ目のタイプ」は、テーブルの角に合わせてハギ目を入れて作ります。
「ボックスタイプ」は、"すっぽりと入る"おうに、縫い合わせてつくられます。
テーブルのサイズや用途にあわせた製法があるので、クロス選びには、テーブル採寸や使い
道を考えたうえで、形状からアイテムを絞り込むという方法もありますよね。
素材によって種類がわかれる「テーブルクロス」。用いられる素材を大きい枠でくくると、
「布製品」「100%塩化ビニール製」「布製のものに塩化ビニールでラミネートしたも
の」の3種。しかし、同じ布でも「麻」や「綿」「化繊」と種類があるため、枝葉に分かれ
ていきます。
なお、主に用いられている素材は、「麻」と「綿」、「レーヨン」、「ポリエステル」。
これらにはテーブルクロスとしてのランクがあり、高いものからあげると「麻」「綿」
「化繊」といった順番だそうです。
また、形状としても種類はあります。ディスプレイに適するものや、受付に使いやすいタイ
プ、食事やイベント会場で用いられやすいものなど。これらは「ハギ目」の入れ方や、ヒダ
づかいなどで種類がわかれるようです。
お料理の種類によって、器を選びますよね。より彩よく、食欲をそそる様に盛り付けでき
るか。そして、いかに美味しく見栄えよくするか―。
例えば、コンビニで買ったお惣菜。これも、マッチした器に盛り付けた場合と、プラステ
ィック製の容器に入れたままとでは、断然、食べる人の気分が違ってくるものです。
そう、"食"とは、舌のみならず"気分"でも味わうものなのです。
そんな効果をもたらしてくれるひとつが、「テーブルクロス」。これは、食卓に着く人の
気持ちを豊かにし、食事をより華やかにしてくれるアイテムです。
だからこそ、レストランにおいても、テーブルクロスはとても重要視されているのでしょう
ね。中には、ランチタイムとディナータイムでクロスを使い分けているお店もあるようです
から。
「昼は気軽に食事を楽しめるように、夜はちょっぴりゴージャス感を演出できるように」。
お料理に乗せるコンセプトを、テーブルクロスが表現してくれるという役割もあるのかもし
れません。
でも、テーブルクロスというと、「外食」といった印象を持つ人もいるかもしれませんが、
実は決してそんなことはないのです。家族で囲むいつも通りの食卓。並べたのが手の込んで
いない家庭料理だったとしても、テーブルクロス使いひとつで、お料理がゴージャスにも上
品にも見えたりするのですから。
季節にあわせたテーブルクロス選びや、記念日やホームパーティなどの特別な日にクロスを
使ったテーブル演出をしていたら、もしかしたら旦那さまに「お前、料理の腕あげたな!」
なんて褒められちゃうかもしれませんよ。
そう、家庭でのテーブルクロスは、旦那さまからの"お料理評価をあげる"という裏ワザに
も使えるものなのかもしれませんね。
季節によって壁にかけた絵画や玄関に置くオブジェを変えるように、テーブルクロスにも
コンセプトをもたせたいものです。
春には、ピンク色や桜や花びら模様の入ったもの。夏には、清涼感のあるブルー系。水色
をベースに白のアレンジを聞かせて、空を演出したりするのも楽しそうです。そして実り
の秋には、シックにおさえたオレンジや黒の落ち着いた赤、茶色といった暖色系。楓やイ
チョウなど、モチーフもたくさんありそうですよね。冬には、お洒落な紫を取り入れてみ
たり、ベージュのやさしい色合いに癒される空間を作ってみたり、またクリスマスカラー
をチョイスすると季節感がぐんっと上がりますね。
日本には、せっかく四季というものがあり、またそれぞれの季節には"旬の食材"という
ものがあります。お料理や行事にあわせたコンセプトで、テーブルづくりを楽しむことが
できるのは、四季の国だからこそできるこだわりなのかもしれませんね。
食卓の雰囲気を演出する力のある「テーブルクロス」。テーブルクロスというと、やはり
レストランや結婚披露宴会場など、いつもの食事よりもワンランク上の時間を過ごせるよ
うなイメージがあります。
そう、テーブルクロスひとつで、ずいぶんと"おもてなし感"が上がるものですよね。
例えば、ホームパーティに招かれた時、お洒落なテーブルクロスづかいがされていたのな
ら、お部屋に入った瞬間に、迎えてくれる人の丁寧な心が伝わってくるような気がしませ
んか?
特別な飾り付けがなくても、それを一枚かけるだけで、テーブルの印象をコロコロと変え
ることのできるクロスは、ちょっとした"魔法"のようなものかもしれませんね。
恋人をお部屋に迎えるときや、夫婦で過ごす結婚記念日など、クロスの織りなす魔法で、
素敵に演出したいものです。
テーブルクロスは、デザインの美しさや機能、インテリアとの調和も大切ですが、テーブ
ルとクロスのサイズのマッチもとても大切です。
目安としては、テーブルのサイズよりもクロスが40㎝~60㎝ほど長いものが良いとされ、
垂れ下がる長さが最適とされるのは、20㎝~30㎝ほど。
なお、テーブルとクロスのサイズの目安としては、正方形(円形)1~4人掛けテーブルで
は127㎝×127㎝、2~6人掛けのテーブルには152㎝×152㎝。また、長方形の4人~8人掛
けテーブルの目安は127㎝×183㎝。
そして、掛けたときのスタイルを見るのであれば、ダブル掛けについても覚えておきたいも
のです。これは2枚のクロスを重ねるといったもので、その際、上に掛けるクロスのことを
「トップクロス」といいます。
テーブルクロスのお洗濯作業が気になる際は、このトップクロスだけを掛け替えて、使うこ
ともあります。また、このトップクロスのチェンジだけで、雰囲気の変化を楽しむこともで
きます。